ケースプレゼンテーション(所感)

2016.10/30  編集


徳田安春先生によると
学生時代にやっておくべきことの一つとして

「ケースプレゼンテーション(症例提示)の訓練」

があるそうです。


2023年問題を発端として、近年、改革が叫ばれている日本の医学教育ですが、

海外(欧米)の医学教育と日本のそれとの違いの一つとして

プレゼンテーション能力養成の力点の差

があるそうです。

海外も日本も医学生は、病院で実習を行いますが、

海外では、ケースプレゼンテーションをする機会が圧倒的に多いそうです。

日本では、ケースプレゼンテーションは基本的に研修医や若手の医師が行いますが、海外では医学生の内から行うそうです。

ケースプレゼンテーション(症例提示)の質が高いほど

・カンファレンスのディスカッションが活発になる
・上級医からより知識や情報を引き出し自分の勉強にもなる

などの恩恵が高まるそうです。


また
・カルテをしっかり読み込み、そこから思考し自分で勉強することを通して、現場に即した知識を身につけることができる
などの恩恵もあります。




医学知識は日本も欧米もそうは変わらないそうですが、このプレゼンテーション能力は段違いだそうです。


残念ながら、僕が通う大学はあまり機会がなく(1年半を通して10回もなかった。。。)、自分でもこのプレゼンテーション能力に関して危機感があります。


ですので、最近(10月から)、一工夫してみました。


5年生の夏から、数人の友人と、国家試験の対策の勉強会を行なっていますが、

ただ友人問題を解いて、自分なりに調べたことを解説すること

が主な手法でした。

ですが、上記を受けて

症例問題を、カンファレンスで発表するように、内容を整えて、友人の前で、短時間に簡潔に、発表する
という工夫をしました。

最近、始めたばかりなので、何か分かったことなどあればまた追記します。

デキレジ(デキる研修医)になろう!~一医学生の備忘録~

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