SQ (メモ)
2016.10/26 編集
【はじめに】
SQとは
semantic qualifier といい
「患者の病歴から抽出した問題解決のKey wordになる医学用語」
だそうです。
患者さんを診察して行く中で、患者の話や状態、診察・検査所見から情報を得ることができます。
ですが、情報は診断の上で全て有益とは限りません。中には非特異的な情報もあるかもしれません。
また病気の中には、その病気特有の特徴や、それらの組み合わせがあります。
例えば
「高齢男性、頻尿、尿の出にくさ」
といった場合は
前立腺がんというよりも前立腺肥大症の可能性が高くなります。
上野3つの情報の組み合わせによって、可能性が高まりました。
同じ患者さんを診察しても、医師によってピックアップする情報や情報の組み合わせは異なります。
情報の質によっては、医師によって診断確率が変わることもあるわけですから、SQとして何を選ぶかが、医師の腕が反映されるといっても過言ではないわけです。
医学教育では、知識・情報面では
ただ知識を詰め込むだけでなく、
「どう情報をピックアップするか、ピックアップした情報をどう組み合わせるか」
に主眼を置いて教育がなされるべきだと思います。
欧米の医学部ではこういった教育が進んでいるみたいです。
以上、少し長くなりましたが、以下に
SQをリスト化していきたいと思います。
出典としては
「USMLE STEP1 FIRST AID」
を参考にしています。
まだまだ勉強中ですので、
リスト内容については、少しずつ加筆修正していきます。
【リスト】
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