薬理だけでなく薬剤も (所感)

2016.3/18 編集

かなり久しぶりの更新です。この3ヶ月くらい(12-2月)色々ありました。少しずつ更新していこうと思います。

今回は薬剤についてです。

医師国家試験的には

適応 ・機序・副作用・禁忌

などを(ほとんど適応のみくらいで済みます。適応と機序は薬理学で学んだと思います)押さえておけばいいのですが、病棟や手術室、外来などでは

投与量・投与方法・効果の持続時間・いつから効果が現れるか・効果はいつがピークか

など薬理学の側面というよりも実際に使われている薬剤としての知識を知っておくことが必要だと感じました。

投与量、方法が分からないと投与できないですし、持続時間やピークなどを知らないと有効な治療ができなかったり、薬効が切れることにより有害事象が起きてしまったり、患者さんに上手く説明できず服薬コンプライアンスが悪かったりします。

医学科では、残念なことに驚くべきことに、3ヶ月くらいしか、しかも薬理学のみの授業しかありませんでした。薬学部は薬について何年も勉強するのですから、医師(特に若手)は薬剤師に知識的にかなり劣っています。

大学では、数ヶ月しか勉強しない、しかも薬理学くらいしか勉強しない、国家試験的でもあまり問われないのですから、研修医になってから大変なことの1つに薬剤を覚えることがあるのは当然だと思います。

ですので、デキレジを目指すなら、学生の頃から薬剤を将来を見据えた上で勉強する必要があります。

その勉強については、試行錯誤中なのですが、やはり原点回帰?ということで

【添付文書を読むこと】

が効果的なのではと思いました。

以下のサイトでは、添付文書を検索できるので、最近、これを使ってます。

現在、大学の臨床実習で、患者さんのカルテを見る時に出てきた知らない薬剤を調べるという方法で使っています。

感想はまた後日書きます。



独立行政法人 医薬品医療機器統合機構
http://www.info.pmda.go.jp/psearch/html/menu_tenpu_base.html

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