オススメの医学書

2016.6/13 編集

【はじめに】
ポリクリ(臨床実習)回ってて足りないなと思った分野を補うために、幾つか本を読んだのでそれについて少し書きます.

今の所は成書ははあまり読めていません笑


【リスト】 
☆デキレジー聖路加チーフレジデントがあなたをデキるレジデントにしますーstep1

☆デキレジー聖路加チーフレジデントがあなたをデキるレジデントにしますーstep2

☆ヤバレジーだれもが最初はヤバレジだった  聖路加チーフレジデントがあなたをデキるレジデントにします!ーstep1 

☆ヤバレジーだれもが最初はヤバレジだった 聖路加チーフレジデントがあなたをデキるレジデントにします!ーstep2

☆チーレジーだれもが最初はヤバレジだった 聖路加チーフレジデントがあなたをデキるレジデントにします!ーstep1

☆チーレジーだれもが最初はヤバレジだった 聖路加チーフレジデントがあなたをデキるレジデントにします!ーstep2

☆誰も教えてくれなかった診断学 患者の言葉から診断仮説をどう作るか

※所感
実習中に患者さんの症状を見たり,診断名を聞いたりしても「病態やそれによって出てくる症状,必要な検査や治療が漠然とランダムに浮かぶだけ」で,実臨床では,

・どの症状がいつ(早期からか進行してからかなど)出てくるかまた,出てくる頻度はどのくらいなのか

・その症状を見たとき,どの疾患を鑑別にあげ,しかも鑑別に上がったものは、それぞれどのくらいの可能性なのか、また、それらを鑑別するためにどの検査をどの順で行うのか

・治療をどの順で行うのか,治療の適応は何か

などが整理された上で、比較検討されているのであって,今の状態(なんとなく国家試験の勉強をするだけ)ではまったく不十分だなとポリクリまわりながらヒシヒシと感じています.

なので,上記のことを押させつつ,「時系列でアルゴリズムとして言語化してある」あるいは「優先順位とその順位になる理由が記載されている」本を読んで,将来自分が研修医1年目となった時、より即戦略となれるように,また,モチベーションを上げるために読みました。大変役に立っています。


☆画像診断 コンパクトナビ

※所感
「画像診断」のとこでも書きましたが,正常構造が画像でどのように映るかからわからないので,また、健常者の画像と科別,疾患別の画像両方が載っている本がほしいと思ったので,読みました.

それだけでなく,疫学的な情報・病態・症状・画像所見(図)なども記載されている上,サイズもコンパクトで良かったです.

ただ,1症例当たりの画像数が少ないのと,正常解剖の画像も少ないのが少し欠点です.


☆診断に自信がつく検査値の読み方教えます! 異常値に惑わされない病態生理と検査特性の理解

※所感
・基準値や基準範囲
・異常値からどのような疾患が鑑別に上がるか,鑑別に上がったもののそれぞれのおおよその頻度 
・ある疾患では,異常値がどのくらい上がるか下がるか
・検査の特異度と感度はどのくらいか

がほぼ壊滅的に知らないので,チュートリアル形式の勉強会をしても,議論が蛇行してしまい効率が悪かったり,実習中のカンファレンスや外来の時間でも話についていけなかったり,議論の意図するところや議論の推移の予想ができず,密度が薄いです.

それに,そんなことでは「デキレジ」には無限に遠いので,この本を読みました。

テコムのノート取りは臓器別の範囲は一通り終わっているので
・異常な検査結果とそれに関連する病態
についての知識はある程度マシなのですが,それも載っていて復習にもなりました。

デキレジ(デキる研修医)になろう!~一医学生の備忘録~

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